開発オブジェクト(英:Development Objects)は、ABAP アプリケーションを構成する個々の部分です。

ABAPで以下のものはすべて開発オブジェクトに含められます。

  • レポートプログラム
  • ダイアログプログラム
  • 汎用グループ
  • 汎用モジュール
  • イベント
  • 画面
  • メニュー
  • データベース項目
  • 項目定義
  • メッセージ

開発オブジェクトはクライアントに依存せず、リポジトリに保存されます。移送する際にはワークベンチ移送となります。

価格決定表とは、条件タイプを取りまとめたものです。条件タイプの適用順序もここで決まります。 その他、以下の内容も設定されます。

  • 小計 (期間非依存条件のみ)
  • 価格決定のマニュアル処理が可能な範囲
  • 率による追加料金や値引きを計算する場合の基準
  • 特定の条件タイプを適用するための前提条件

活動タイプ(英:Activity Type)とは、原価センタにより提供される作業やサービスを表したものです。 製造作業、検査作業、システム開発など企業の内部活動を定義し、活動配分にて活動の数量(時間など)によって金額を配分することができます。

勘定キー(英:Account Key)とは、異なる勘定コ-ドタイプを識別するキ-のことです。 損益の属性により勘定を分類する勘定グループと違って、勘定キーは勘定の仕訳を起こす業務(会計上の取引)を示す分類であり、在庫移動、購買管理、販売管理などの処理で伝票の内容から財務会計に転記する勘定コードを決定するための基準項目の一つです。

値的には自動勘定設定で使用されている内部処理キー(例えば、VAX や GBB 等)と同じものです

勘定グループ(英:Account Group)とは、勘定の分類のことです。 おもに以下のような分類があります。

  • 資産
    • 流動資産
      • 現金・預金
      • 売上債権
      • 棚卸資産
    • 固定資産
      • 有形固定資産
      • 無形固定資産
      • 投資その他資産
    • 繰延資産
  • 負債
    • 流動負債
      • 仕入債務
    • 固定負債
  • 純資産
  • 収益
    • 営業収益
    • 営業外収益
    • 特別利益
  • 費用
    • 営業費用
      • 売上原価
      • 販売費及び一般管理費
    • 営業費用
    • 特別損失

勘定グループによって以下のものが決定されてます。

  • G/L勘定コードの番号範囲
  • G/L 勘定を登録する際の画面レイアウト

参考情報

  • IMGパス:財務会計(新)>総勘定元帳(新)>マスタデータ>GL勘定>準備>定義:勘定グループ

勘定設定(かんじょうせってい)カテゴリとは、どこに原価を付けるかを指示するものです。 以下のような区分があります。

  • A:固定資産
  • K:原価センタ
  • P:プロジェクト
  • C:受注

指定なし(空白)の場合は、在庫勘定となります。

勘定タイプ(英:Account Type)とは勘定コードの大分類を示し、勘定元帳の種別に対応しています。 勘定タイプは以下の種類があります。

  • A:資産勘定 Assets
  • D:得意先勘定 Customers
  • K:仕入先勘定 Vendors
  • M:品目勘定 Materials
  • S:総勘定元帳勘定 G/L accounts
  • V:契約勘定 Contract accounts

間接費(英:Overhead Cost)とは、製品の製造または特定のサービスの提供に直接割り当てることのできない費用です。 すべての間接費は、それらの費用が発生した場所や活動に割り当てられます