CO-PAのデータ構造
全体概要
CO-PAにおけるデータの管理単位は分析対象であり、特性と値項目を割り当てられます。
構成:
- 分析対象(Operating Concern)
収益性分析内でのデータの管理単位、特性と値項目を割り当てられます。- 収益性セグメント(Profitability Segment)
特性の組み合わせ(ユニーク)- 特性(Characteristic)
。 分析したい対象を表す特性。
レポートではこの軸で値項目の値を分析することができます。
- 値項目(Value Fields)
各モジュールから入ってくる金額や数量データの集計単位。
特性
CO-PAで使用する分析軸。COーPAでは、得意先グループ、品目グループ、販売地域などの収益および収益に関して多様な分析用の切口を特性として定義し、収益性分析レポート上ではこの特性ごとに値項目の数値を分析することができます。
任意の特性を組み合わせることで、その単位で収益性情報を把握できます。FIやSDからCO-PAにデータ転送する際は、 CO-PA伝票で必要な特性を伝票転記時に追加入力する必要があります。
T-code: KEA5でデータ構造の特性を確認できます。
- Fixed Characteristics
全分析対象にあらかじめ定義されています。 - Non-fixed Characteristics
カスタマイズにより分析対象に追加します。
SAPテーブルに存在する項目かユーザー定義の項目を最大50個まで追加可能です。
値項目
CO-PAで管理する数量・金額項目です。
CO-PAでは、値項目で数量・金額項目を管理するため、FI、SDなどのほかのモジュールからデータ連携する際には、連携元の数量・金額項目とCO-PAの値項目のマッピングが必要になります。
SAP標準項目以外にもユーザーが任意に追加可能です。
T-code: KEA5でデータ構造の値項目を確認できます。
- Amount Field
原価要素やSDの条件タイプなどから金額データが入ってきます。 - Quantity Field
SDの条件タイプなどから数量データが入ってきます。