FAGLFLEXT

 

切り口毎の各会計期間(1~16)の合計値データがこのテーブルに格納されます。

SAPの総勘定元帳機能では、従来版と新版と二つのバージョンがあります。 従来版と新版で大きく違うのは、

  • 従来版の場合
    集計テーブルがGLT0、事業領域と勘定科目(他省略)の切り口しかありません。
  • 新版の場合
    FAGLFLEXTとかいう集計テーブルで、上述のほか、元帳、そして利益センタ、セグメントなどの管理会計項目など切り口項目が増えています。元帳という切り口があるということは、元帳を複数持てる。たとえば、日本の従来の会計基準の元帳、それに追加して国際会計基準ベースの元帳を持てるということです。また利益センタ会計も統合されているということです。
No.PK技術名称名称説明
1RYEAR会計年度-
2OBJNR00~08Object番号00~08-
3DRCRK借方/貸方-
4RPMAX会計期間-
5 TTSLVT取引通貨繰越残高-
6 TSL01~16取引通貨建て期間取引合計-
7 HSLVT国内通貨繰越残高-
8 HSL01~16国内通貨建て期間取引合計-
9 KSLVTグループ通貨繰越残高-
10 KSL01~16グループ通貨建て期間取引合計-
11 OSLVT第四通貨繰越残高-
12 OSL01~16第四通貨建て期間取引合計-

FAGLFLEXTテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

集計の切り口となる項目

集計の切り口となれる項目はいかのものが用意されております。

  • 通貨コードRTCUR
  • 元帳RLDNR
  • レコードタイプRRCTY
  • 勘定コードRACCT
  • 会社コードRBUKRS
  • 原価センタRCNTR
  • 利益センタPRCTR
  • 機能領域RFAREA
  • 事業領域RBUSA
  • 管理領域KOKRS
  • セグメントSEGMENT
  • センタセグメントSCNTR

下記のカスタマイズ機能で、集計処理時に実際に使用される項目を設定することができます。

  • IMGパス:財務会計 (新規))→財務会計共通設定 (新)→元帳→元帳→割当: シナリオおよびユーザ定義項目 → 元帳

テーブル定義では上記の項目がキーとして定義されていませんが、FAGLFLEXTテーブルを参照する処理では一番検索条件として参照される項目になります。