システム分析

 

このトピックでは、NetWeaver ABAP Platformで標準で用意されたシステムトレース機能(T-CD:stxx)を抜粋して説明します。

T-CD機能名機能概要ユーザマニュアル(SAP Help)
DB05テーブル索引化項目の分析テーブルに索引を作成するための調査などで使用。主キーまたは指定した項目でどれくらいデータの絞込みがおこなえるか確認できる。テーブルデータはクライアントをまたいで処理される。-
SE30ABAP実行時間分析プログラムの実行時間を詳細に表示できる。基本的にバックグラウンド実行されたものについては分析/測定することはできない-
SM12ロックエントリ処理ロックオブジェクト一覧や現在ロックをしている条件がわかる-
SM21システムログシステム上で問題が発生したログをみることができる-
SM50プロセス一覧現在稼動しているプロセスの詳細や状況を見ることができる。現在使用されているメモリ量など。-
st01システムトレースシステム関連の各種トレースが実行できる。権限トレース、カーネル機能、一般カーネルや、ST05でできるトレースが実行できる。SAP Help Portal
st02ロール/ページング領域と拡張メモリのチェック-SAP Help Portal
st03サーバ負荷状況照会ワークロードモニタ-SAP Help Portal
st04データベースパフォーマンス確認--
st05SQLトレース--
st06パフォーマンス確認各種トレース(SQLトレースなど)が実行できる。クライアントで1つしか動かせないので、トレースをONにしっぱなしにするのは危険。-
st07アプリケーションモニタ--
st10テーブルコール統計データベースの使用情報(アクセス数やFetch数など)を確認できる。-
st11開発者トレースプロセスの制御とチェック--
st12トランザクションアナリシスST05とSE30をあわせたようなもの。-
st22ABAPのショートダンプ照会ショートダンプが発生した時のログが記録されている。-
STAD統計情報取得実行した処理の時間、DBのアクセス時間及びアクセス数、使用メモリ、等の統計情報が表示できる。-