バリアント変数

 

このトピックでは、バリアント変数を取り上げて説明します。

バリアントとは

バリアントとは、同じ選択条件で実行することが多いプログラムに対して、入力値のセットを保存させておくものです。 レポートプログラムバリアント、画面バリアント、トランザクションバリアントなどがあります。

バリアント変数とは

バリアント変数とは、バリアントに格納される値を変数化したものです。 バリアント変数は二つのタイプがあります。

  • TYPE P
    単一値を定義することができます。
  • TYPE S
    選択テーブルとして条件を定義することができます。

バリアント変数の値定義はテーブルTVARVCに格納されます。

トランザクション利用

バリアント変数のメンテナンスは、トランザクションSTVARVとSTVARVCを使用します。

  • STVARV
    クライアント000用
  • STVARVC
    現在のクライアント用

プログラム利用

以下はバリアント変数をABAPプログラムで動的に変更して使用する方法です。

* バリアント変数テーブルを更新
UPDATE TVARVC
SET LOW = WK_FROM
  HIGH = WK_TO
WHERE NAME = 'VAL_NAME'
AND TYPE = 'S'. "タイプ S:SELECT OPTIONS、P:パラメータ