サーバファイル処理

 

このトピックでは、サーバ側にファイル入出力の方法を取り上げて説明します。

サーバ側でファイル入出力処理を実装するには、事前に論理パスを定義する必要があります。

格納テーブル

論理パス及び物理パスへのマッピングの定義は、以下二つのテーブルに格納されます。

  • FILEPATH
    論理パスの定義
  • PATH
    論理パスの物理パスの定義

トランザクション

論理パスの作成及び物理パスの定義は、FILEトランザクションを利用します。

入力パラメータの実装

選択画面でユーザに論理パスを指定できるようにするには、以下のようにパラメータを定義します。

  p_filpth   TYPE filepath-pathintern OBLIGATORY. 

汎用モジュール

論理パスに関わる汎用モジュールは主に以下のものがあります。

  • FILE_GET_NAME_USING_PATH
    ファイル名と論理パスで完全ファイル名を生成する

ABAPにはファイルを操作するための命令が幾つか用意されております。

ファイルのオープン

アプリケーションサーバ上のファイルをオープンするには、OPEN DATASET命令を使用します。

外部リンク:ファイルのオープン- SAP Help Portal

ファイルの読み取り

アプリケーションサーバ上のファイルを読み取りするには、READ DATASET命令を使用します。

外部リンク:ファイルからのデータの読込 - SAP Help Portal

ファイルの書き込み

アプリケーションサーバ上のファイルを書き込みするには、TRANSFER命令を使用します。

外部リンク:ファイルへのデータの書込- SAP Help Portal

ファイルのクローズ

アプリケーションサーバ上のファイルをクローズするには、CLOSE DATASET命令を使用します。

外部リンク:ファイルのクローズ- SAP Help Portal

ファイルの削除

アプリケーションサーバ上のファイルを削除するには、DELETE DATASET命令を以下のように使用します。

外部リンク:ファイルの削除 - SAP Help Portal