プログラムの構成

このトピックでは、ABAPプログラムの構成を取り上げて説明します。

 

大きく分けるとABAPプログラムは、処理ロジックと各画面コンポーネントから構成されます。GUIをもっていないプログラムは、処理ロジックのみとなります。

SAPのドキュメントでは、処理ロジックのみをABAPプログラムと呼ぶことも多く見受けられます。

画面を持つABAPプログラムの構造を以下の図で示します。

以下の図ではABAPプログラムの処理ロジックの構造を示します。

  • プログラム導入部
    独立した ABAPプログラムは常に導入命令から始まります。導入命令はプログラムのタイプによって異なります。
  • グローバル宣言部
    すべての ABAP プログラムにおいて、プログラム導入部の後ろにグローバルデータ、クラス、および選択画面のための宣言部が続きますグローバルデータ、クラス、選択画面のための宣言部
  • 処理ブロック
    プログラムのソースコード内のグローバル宣言部の下には、任意の順序で ABAP プログラムの処理ブロックを列挙することができます.
    以下の下のタイプの処理ブロックが利用可能です。
    ●ダイアログモジュール (ローカルデータ領域なし)
    ●イベントブロック (ローカルデータ領域なし、2 つの例外あり)
    ●プロシージャ (メソッド、サブルーチン、汎用モジュール。独自のローカルデータ領域を使用)

画面を構成するコンポーネントはいかのようなものがあります。

  • Dynpro
  • GUIステータス
  • GUI表題
  • メッセージ
  • WebDynpro

それぞれ独立したオブジェクトとして存在します。