前払金

英:Down Payment

 

前払金とは、仕入先から仕入品をもらう前に、予めいくらかのお金を支払っておくことです。

前払金は、前金・内金・手付・頭金など、いろいろな呼び名があります。

前払金の仕訳

前払金は「資産」になりますので、前払金の支払や消込時の仕訳はそれぞれいかになります。

  • 支払時
    前払金(30,000円)/預金(30,000円)
  • 消込時
    買掛金(30,000円)/前払金(30,000円)

前提設定

前払金プロセスをするための前提設定は、二つがあります。

  • 代替統制勘定コードを登録する(TrCd:FS00)
  • 代替統制勘定コードと統制勘定コードをリンクする(TrCd:OBYR)

日常業務

  • 前払金用の請求伝票登録(TrCd:F-47)
    通常の請求書照合登録(TrCD:MIRO)と異なり、前払金の場合、会計伝票が登録されず、「備忘明細」に登録されます。
  • 前払金伝票転記(TrCd:F-48) 
    特殊仕訳コード:Aを指定して伝票を登録
  • 前払金消込転記(TrCd:FB05)
    予め支払った前払金を買掛金で消込転記します。

トランザクション

Tr-CD機能説明
OBYR/SPRO(※1)定義:仕入先前払金用統制勘定コード代替統制勘定コードと統制勘定コードをリンク
FS00勘定コードマスタ前払金を示す代替統制勘定コードを定義
F-47前払金請求請求伝票を登録し前払金の請求を行う
F-48前払金転記転記済会計伝票を登録し現預金を出金し前払金を計上する
F-54前払金消込前払金と買掛金を相殺し消込を行う。

SPROを利用する場合

IMGパス
※1財務会計→債権管理及び債務管理→会計トランザクション→仕入先前払金→定義:仕入先前払金用統制勘定コード

テーブル

ID名称説明
T074特殊仕訳勘定OBYRでカスタマイズされた設定はここに格納される