自動支払処理
このトピックは自動支払処理(TrCD:F110)機能を説明します。
処理概要
計上された債務明細に対して銀行振込を想定した自動支払消込処理です。
本処理は大きく以下の4つの処理ステップを実施し、債務明細の消込、銀行仮勘定の転記、そして銀行送信ファイルなどの形式での外部出力までを行います。
パラメータ入力
支払対象の仕入先の指定やログ出力設定などパラメータの入力を行います。
支払提案
支払対象債務、金額の確認を行います。手数料負担、銀行等を変更することも可能です。この時点では伝票は作成されません。
支払処理
債務明細の消込を行い、銀行仮勘定を計上します。仕訳(債務勘定/銀行仮勘定)の伝票が登録されます。
印刷処理
銀行送信データの作成を行うと同時に銀行仮勘定の消込と預金勘定の計上を実施します。仕訳(銀行仮勘定/預金勘定)の伝票が登録されます。
パラメータ入力
実行ID
(画面イメージ)
(操作)
支払処理に対して実行日付の入力とIDの割り当てを行います。項目を入力後、Parameterタブを選択します。(パラメータ画面へ)
(画面項目)
No. | 項目名 | 説明 |
1 | 実行日付* | 支払処理の実行日付を入力します |
2 | ID* | 支払処理のIDを入力します |
実行日付とIDの組み合わせで支払処理のキー情報となります。通常はシステムによりIDの採番ルールが事前に決められています。
パラメータ画面
(画面イメージ)
(操作)
支払処理対象となる債務明細抽出条件を入力します。項目を入力後、プリント/データ媒体タブを選択します。(データ媒体画面へ)
(画面項目)
No. | 項目名 | 説明 |
1 | 転記日付* | 本処理で自動作成される会計伝票(消込伝票、出金伝票)の転記日付を入力します。本項目に入力した日付は銀行送信データ上の処理日ともなります |
2 | 伝票最終入力日* | 本項目に入力した日付以前に登録された伝票が抽出対象となります |
3 | 会社コード* | 支払を行う自社側の会社コードを入力します |
4 | 支払方法* | 支払対象の支払方法を入力します。本項目に入力した支払方法を保持する債務明細のみが抽出対象となります |
5 | 次支払日* | 支払基準日が本項目に入力した日付より過去になっている未消込明細が抽出対象となります。 |
6 | 仕入先コード | 抽出対象の仕入先コードを指定します、全仕入先を抽出対象にしたい場合は*を入力します。 |
データ媒体画面
(画面イメージ)
(操作)
銀行送信データの作成に関する項目を入力します。項目を入力後、保存ボタンを押下します。
(画面項目)
支払提案処理
支払提案登録
⓵提案ボタン
(画面イメージ)
(操作)
パラメータが保存されたことを確認し、提案ボタンを押下します(⓶提案計画画面へ)
(画面項目)
⓶提案計画画面
(画面イメージ)
(操作)
即時開始にチェックし、ENTERを押します。
(画面項目)
支払提案照会
⓵提案照会ボタン
(画面イメージ)
(操作)
提案照会ボタンを押下します(⓶支払画面へ)。
(画面項目)
⓶支払画面
(画面イメージ)
(操作)
支払提案の内容が表示されます。レコードを選択した状態で、選択ボタンもしくはENTERを押下し、支払対象となる未消込の債務明細を照会します(⓷未消込明細画面へ)。
(画面項目)
⓷未消込明細画面
(画面イメージ)
(操作)
支払対象となる未消込の債務明細が表示されます、内容を確認後、前画面ボタンを押下します。
(画面項目)
支払提案編集
⓵編集ボタン
(画面イメージ)
(操作)
支払編集ボタンを押下します。(⓶支払画面へ)
(画面項目)
⓶支払画面
(画面イメージ)
(操作)
支払提案の内容が表示されます。変更するレコードを選択した後、選択ボタンを押下します。(⓷未消込明細画面へ)
(画面項目)
⓷未消込明細画面
(画面イメージ)
(操作)
支払対象となる未消込債務明細が表示されます。編集する未消込明細をダブルクリックします。(⓷明細変更画面へ)
(画面項目)
⓸明細変更画面
(画面イメージ)
(操作)
債務明細の内容が表示されます。再割当ボタンを押下します。(⓹支払変更画面へ)
(画面項目)
⓹支払変更画面
(画面イメージ)
(操作)
支払に関する設定変更を行い、続行ボタンを押下します。(⓺取引銀行選択画面へ)。
(画面項目)
No. | 項目名 | 説明 |
1 | 支払方法* | 手形、小切手、銀行振込等の債務の支払方法を選択します |
2 | 取引銀行* | 支払を行う自社側の銀行コードを入力します |
3 | 銀行口座ID* | 支払を行う自社側の銀行コードを入力します |
4 | 手数料コード* | 銀行の手数料負担に関するオプションを入力します |
5 | 支払期日* | 債務の支払期日を入力します |
⓺取引銀行選択画面
(画面イメージ)
(操作)
支払を行う相手側の銀行と口座をダブルクリックします(⓻支払変更画面へ)。
(画面項目)
⓻支払変更画面
(画面イメージ)
(操作)
変更した項目を確認し、続行ボタンを押下します(⓼未消込明細画面へ)。
(画面項目)
No. | 項目名 | 説明 |
1 | 実行日付* | 支払処理の実行日付を入力します |
2 | ID* | 支払処理のIDを入力します |
⓼未消込明細画面
(画面イメージ)
(操作)
変更が行われた明細が青字で表示されているのを確認し、保存ボタンを押下します。続けて前画面ボタンを押下します(⓽支払画面へ)
(画面項目)
⓽支払画面
(画面イメージ)
(操作)
変更が行われた明細についてレコードが追加されているのを確認し、前画面ボタンを押下します。
(画面項目)
支払提案削除
(画面イメージ)
(操作)
支払提案の作成に失敗した場合や、提案にエラーがあり支払提案を最初から作り直したい場合、メニューから編集⇒提案⇒削除を選択し、支払提案を削除します。
(画面項目)
支払転記処理
支払処理ボタン
(画面イメージ)
(操作)
ステータスに支払提案が登録(編集)されたことを確認し、次に支払処理ボタンを押下します。(支払計画画面へ)
(画面項目)
支払計画画面
(画面イメージ)
(操作)
支払の実行条件を入力し、続行ボタン を押下します。ここでは即時開始を選択します。( ステータス画面へ)
ここで支払処理が開始され、支払の会計伝票が起票されます。
(画面項目)
支払一覧照会
(画面イメージ)
(操作)
実行結果を確認するため、メニューより編集>支払>支払一覧を選択します。(バリアント画面へ)
(画面項目)
バリアント画面
(画面イメージ)
(操作)
支払一覧を表示する際のプログラムとバリアントを選択します。(支払一覧画面へ)
(画面項目)
支払一覧画面
(画面イメージ)
(操作)
債務明細に対して支払伝票が登録されたことを確認し、前画面ボタンを押下します。(ステータス画面へ)
(画面項目)
印刷処理
印刷ボタン
(画面イメージ)
(操作)
銀行送信データを作成するため、印刷ボタンを押下します。(印刷スケジュール画面へ)
(画面項目)
印刷スケジュール画面
(画面イメージ)
(操作)
印刷の実行オプションを入力し、続行ボタンを押下します。ここでは即時開始を選択します。(ステータス画面⑧へ)
(画面項目)
メニュー
(画面イメージ)
(操作)
作成した銀行送信データを確認するため、メニューより環境⇒支払媒体⇒DME管理を選択します。(データ媒体概要画面へ)
(画面項目)
データ媒体概要画面
(画面イメージ)
(操作)
確認したいレコードを選択し、DME内容照会ボタンまたはダウンロードボタンを押下します。(照会の場合はデータ媒体内容照会画面へ)
(画面項目)
データ媒体内容照会画面
(画面イメージ)
(操作)
作成されたファームバンキングデータを確認します
(画面項目)