このトピックでは、NetWeaver ABAP Platformのプレゼンテーション・テクノロジーを説明します。
ABAPプログラムの画面技術は、後からWEB対応のWebDynproも追加されましたが、従来からDynproを使ってきました。SapECCシステムで利用されている標準画面は、全てDynproで構成されています。 Dynpro画面はSapGUIウィンドウに表示されます。SapGUIは、SapECCシステムへのユーザインタフェースです。SapGUIはABAPアプリケーションサーバと通信し、ABAPアプリケーションからレスポンスされたプレゼンテーションを表示し、またユーザからの入力を処理し、そのアクションをABAPアプリケーションへリクエストします。
一般的な SapGUIウィンドウは以下のようなUIパーツから構成されます。
Dynproは主に、Dynpro属性、画面レイアウト、エレメント一覧、PBO、PAIから構成されます。
NetWearver ABAP Platformは、ABAPアプリケーション内に独自のスプールリングおよび印刷システムを提供しています。これはすべての印刷機能への統一的なインタフェースとなっています。
ABAPアプリケーションとプリンタの接続形式には以下の3つの方法があります。
ABAPアプリケーションのスプール管理は「トランザクションコード:SPAD」から管理・定義が可能です。
SapECCにおける印刷は、以下のステップを使用します。 1.ユーザが生成された出力の印刷を要求すると、その要求はスプールシステムに送信されます。この処理は、スプール要求の生成と呼ばれます。 2.スプール要求は、プリンタと印刷形式の指定とともに、スプールデータベースに格納されます。 3.データを印刷するために、スプール・ワーク・プロセスが処理するスプール要求のための印刷要求が生成されます。 4.スプールワークプロセスは、印刷のためにデータを整形し、印刷要求をWindowsスプールシステムに渡します。 5.Windowsスプールシステムがプリンタキュー管理を引き継ぎ、データが適切な出力デバイスに渡され、印刷されるようにします。